【発達障害グレーゾーン】と診断された子どもたちの話

グレーゾーンと言っても、特性は一人ひとり様々でした。

読み書きに苦手がある子、文字一文字一文字は読めるのに、文章になると全く意味が入ってこない子、ずっと席に座って集中して授業を受けられない子、気持ちが全部口から出てしまう子、

たくさんの特性をもった子達にこれまで出会ってきました。

それぞれ苦手とすることはあったけど、それは診断を特に受けていない私たちだってそうだと思います。苦手なことは人間誰だってあります。

それがちょっと周りより目立っているだけ。

グレーゾーンの診断を受けている子は、ものすごい能力を他の人よりもっていることもあります。

ですが、周りはそういう子を「困った子」としてラベル分けして怒鳴ったりみんなから離したりして抑えつけようとします。それが1番手っ取り早いから。

実際現場でもそうでした。その場を収めることしかできず、その子に合った教育、指導が全くできていないのが現状だと思います。

そして、グレーゾーンと診断された子も叱られてばっかりは嫌に決まっています。

怖い、分かってくれない人の前では一生懸命我慢しています。

いい子になろうとします。

だからそういう先生や親の前では、本来の姿を見せません。

その結果、本当のその子を理解できない先生、親が増えているように感じます。

グレーゾーンの子に真剣に向き合って、なんとかしようとした先生がどんどん疲労で倒れています。

この現状を変えなければ、変えていきたいと強く思っています。

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